
熊谷治久
紹介
私がパティシエとしての道を歩み始めた頃、特に心に深く刻まれたのは「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」や「オーボンヴュータン」での経験でした。フランスの歴史や文化を感じさせる無骨で魅力的なお菓子に心惹かれ、修行に行く決心をしました。 渡仏先での「Franck Kestener(フランクケストナー)」や「Patrick Roger(パトリックロジェ)」での経験から、ショコラの奥深い世界に引き込まれ、いつか自分の理想を追求したオリジナルのショコラを手掛けたいという強い想いが芽生えました。 日本に戻りレタンプリュスをオープン、「架け橋」を意味する「パスレル」という社名で株式会社を設立、そして「CALATIR」というブランドを立ち上げる決断をしました。この名前には、特別な意味が込められています。 「Cacao + Chocolat + Plaisir(喜び・楽しみ)」を掛け合わせた言葉で、私がショコラに注ぐ情熱と喜びを象徴しています。
カラティールがお届けする、大人の贅沢時間
ショコラティエ「CALATIR」を立ち上げるにあたり、私の心にあったのは、カカオ豆からチョコレートを手がける「Bean to Bar」という製造スタイルでした。カカオはフルーツであり、発酵食品でもあるため、品種や産地、発酵過程でショコラの香りと風味が決まります。私は、フランスでの修行経験を活かし、ローストの具合やコンチングなどの工程を細部にわたって調整し、他にはないオリジナルの味わいを創り出すことに情熱を注いでいます。 その結果、カラティールのチョコレートは産地ごとのカカオ豆の特徴を生かし、豊かな風味と香りを合わせもち、余韻まで楽しみいただける。そんな特別なショコラ体験を、ぜひ心ゆくまで味わってみてください。
理想のカカオ探しの旅
私が目指すのは、カカオ豆の栽培から発酵、天日干しに至るまで、全ての工程に自分の想いを込めたチョコレート作りです。最終的には様々な国でカカオ農園の選定をして、自分が理想とするカカオ豆を見つけ出し、製品までを一貫して手がけたいと考えています。 素材からこだわり抜くことで、今までにない味わいと価値観を提供し、新しいチョコレート文化を創り出したい。そんな夢を描きながら、カラティールのチョコレートであなたにも特別な体験をお届けします。 一粒一粒に込められた私の想いを、ぜひ感じてみてください。

経歴
- 1998年 柏「グルメ」
- 2001年 パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ
- 2005年 オーボンヴュータン
- 2009年 渡仏)
- 2009年 Franck Kestener(フランクケストナー)
- 2009年 Patrick Roger(パトリックロジェ)
- 2010年 オーボンヴュータン
- 2012年 レタンプリュス
- 2024年 カラティール
